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NTTロジ、IT機器物流に独自改善、生産性2割向上

2015年6月30日 (火)

ロジスティクスNTTロジ、IT機器物流に独自改善、生産性2割向上NTTロジスコ(東京都大田区)は、強みとしているIT機器物流でトヨタ生産方式(TPS)の改善手法をベースに独自のノウハウを付加したLGPS(ロジスコ・プロダクション・システム)の考え方を導入し、20%の生産性向上を達成した。

具体的には、作業員の多能工化によるセル作業の拡大、作業現場のレイアウト変更などを通じて作業手法そのものを変えたほか、作業現場で使用する治具(じぐ)も作業者からのアイデアを活用、大小さまざまな改善を行い、全体として生産性が20%向上した。

同社のこの取り組みは、5月19日に開催された日本ロジスティクスシステム協会(JILS)主催の「全日本物流改善事例大会2015」で評価され、6月22日の「物流合理化努力賞」の受賞につながった。

大会では「改善の骨格ができている」と、改善の枠組みが安定していることが認定され、「改善の方向性や軸を明確にして参加メンバー全員の間で共有したことが改善の成功につながっている。また、訓練道場の活用や治具の開発など、作業者の視覚に訴えたことにより、改善効果がわかりやすく伝えられたことも奏功している」との講評を得た。