フード日清フーズは13日、子会社のマ・マーマカロニが今月からマ・マーマカロニ神戸工場内に冷凍食品新工場の本格稼働を開始する、と発表した。
28億円を投じて建設した新工場は、同社の冷凍食品事業が西日本地区で初めて開設する生産拠点で、東日本の既存工場と合わせて、生産品目の最適配置を行い、効率的な生産・安定的な供給体制の構築を目指す。
これにより、品質の向上と市場ニーズに対応した冷凍食品事業を展開し、事業の持続的成長と冷凍パスタ市場の拡大につなげる。
新工場の稼働に伴い、マ・マーマカロニ神戸工場のドライパスタ製造は、マ・マーマカロニ宇都宮工場、トルコ日清製粉へ移管することで、ドライパスタ事業の基盤を強化する。
食の安全に対する配慮として、生産エリアを衛生管理レベルに合わせて区分し、製造エリア入口から衛生管理レベル別に従業員の作業動線を完全に分けた。建物の窓をなくした無窓工場とし、微陽圧システムを導入することで、埃などの侵入を防ぎながら衛生度を向上させた。
生産エリア随所に品質保証カメラを設置し、工場の入退場にはICタグ管理を導入するなど、フードディフェンスにも配慮している。
■マ・マーマカロニ神戸冷凍食品工場の概要
工場名:マ・マーマカロニ神戸冷凍食品工場
所在地:兵庫県神戸市東灘区深江浜町50-7
総工費:28億円
設備能力:年間5200万食
敷地面積:1万6500平方メートル
建物面積:5600平方メートル(生産エリア)