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センコー、米ケンタッキー州に物流施設

2011年7月14日 (木)

ロジスティクスケンタッキー物流センターセンコーは14日、子会社のセンコー(U.S.A.)社が、米国ケンタッキー州ウィンチェスター工業団地内に5万8821平方メートル(約1万7793坪)の土地を取得し、第1期計画分として6358平方メートル(約2000坪)の物流センターを建設、15日(現地時間)から営業を開始すると発表した。

 

ケンタッキー州には日系企業が多く進出しており、今回進出したウィンチェスター工業団地内にもケミカル系企業や自動車メーカーなど多数の日系企業の現地法人がある。同工業団地内には物流企業が少ないことから、センコー(U.S.A.)は日系企業向けに米国内での商品輸送や輸出入関連サービスを提供するとともに、同団地内の現地(米国)企業や非日系企業向けに物流サービスを提供する。

 

第1期センターは、2008年全米小売業売上第2位のクローガーが運営する工場向けに資材の保管・配送を行い、日本で使用しているWMS(ウェアハウス・マネジメント・システム)による在庫品の製造日別管理、製造ロット管理などキメ細かい倉庫管理を実施する。

 

クローガーは近隣に多数の小売店舗を展開しており、センコー(U.S.A.)では今回の工場内物流を足場に、得意とするチェーンストア向け物流を、米国企業向けに展開していく考え。

 

また、同センターは日系ケミカル系企業向けに低温物流サービスを提供する。同社グループとしては、海外拠点で初の低温倉庫運営となり、今後、荷主ニーズを見極めながら低温分野の拡大も視野に入れ、同工業団地内の敷地に第2期、第3期物流センターを拡大していく。

 

■物流施設の概要
名称:ケンタッキー物流センター
所在地:米国ケンタッキー州ウィンチェスター市工業団地
敷地面積:5万8893平方メートル(約1万7846坪)
建物構造:鉄骨造(S造)、平屋建
延床面積:6380平方メートル(1933坪)、うち低温倉庫(C3級冷蔵倉庫+10度~-2度)1324平方メートル(約400坪)
完成:7月11日(15日から営業開始)