センコー、ベトナムで物流基盤構築へ新拠点

ロジスティクスセンコーはベトナムで物流基盤を構築する。同社は24日、ベトナム・ドンナイで日系企業のフォワーディング業務を5月から本格的に開始するとともに、フンイエンに物流センターの建設に着手した、と発表した。

同社は、昨年9月に構内作業やフォワーディング、通関業務などを行うセンコーロジスティクスベトナム社を設立。センコーロジスティクスベトナムは5月からドンナイ・アマタ工業団地で日系企業のベトナムから日本までの海陸一貫輸送業務を開始する。

一方ことし3月には、センコーディストリビューションサービスベトナム社を設立。ベトナム北部ハノイに隣接したフンイエン・フォーノイB工業団地内に、日系企業をはじめとした物流ニーズに応えるため、12月の稼働を目指し、延床面積1万9859平方メートルの物流センターを建設する。

センコーは、ASEANエリアの物流ネットワークの構築を進めており、ベトナムはシンガーポール、タイ、ミャンマーに続く4か国目の物流拠点となる。ベトナムは、日本企業をはじめ世界各国の生産拠点、消費市場としても注目を集めつつあることからセンコーでは、現地の物流ニーズもにらみながら、同国での物流基盤の構築を進めていく。

■施設計画
所在地：ベトナム・フンイエンフォーノイB工業団地内
敷地面積：3万5000平方メートル
建物構造：鉄骨造平屋建て
延床面積：1万9859平方メートル
稼働予定：2017年12月