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関西電力、LNGの輸送コスト削減へ仏GDF社と協調

2015年7月21日 (火)

荷主関西電力は21日、世界最大級のガス事業者、仏GDFスエズ社から液化天然ガス(LNG)を効率的に調達、売買することを柱とした、戦略的な事業協力を目指す協調契約を締結したと発表した。

契約は関西電力とGDF社それぞれのLNGの供給地と受入地の組み替え、関西電力のLNGをGDF社へ販売することなどを対象としている。

具体的には、関西電力が北米から購入するLNGをGDF社に販売する一方、同量程度をGDF社が世界各地に保有するLNGプロジェクトから購入した上で、両社のLNGの供給地と受入地を組み替え、LNG調達関連の輸送距離を短縮することで輸送コストの低減を図る。

もう一方の協業事業は、GDF社が持つ欧州・大西洋圏を中心としたネットワークと、関西電力が持つアジア圏を中心としたネットワークを活用して、両社のLNGをトレーディングするほか、両社のLNG船の最適運用など、幅広い協力関係の構築に向け、検討を進めていく。