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川崎汽船、英国向け鉄道の海上輸送を開始

2015年7月23日 (木)

ロジスティクス川崎汽船は23日、日立製作所が笠戸事業所で製作し、英国向けに輸出する都市間高速鉄道の初荷5両を21日に最新RORO船「ハワイアンハイウェイ」に積載し、徳山下松港を出港、英国への処女航海の途に就いたと発表した。

川崎汽船、英国向け鉄道の海上輸送を開始

これに合わせて21日には、徳山下松港第二埠頭に接岸していたハワイアンハイウェイ船上で出荷式を開催。

安全祈願の神事を行った後、地元関係者、日立製作所、日立物流グループなどの関係者が見守る中、全長26メートルの鉄道車両が長尺貨物用にデザインされた新造船の初荷として積み込まれた。

今回の初船積みを皮切りに、同社は今後継続的に徳山下松港から最新RORO船へ船積みする計画。

日立製作所は、1月から英国向け都市間高速鉄道車両を出荷しているが、徳山下松港には大型船が着岸できる設備が整っていなかったため、これまではいったん神戸港まで内航輸送した後に、外航船に積み替えて輸出していた。

今後は同社笠戸事業所から数キロの距離に位置する徳山下松港から直接川崎汽船運航船に船積みする。