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アデランス、ラオスに一貫生産工場新設

2015年7月28日 (火)

国際アデランス、ラオスに一貫生産工場開設アデランスは27日、ラオス南部のサワンナケート県サワン・セノ経済特区に生産工場を新設した、と発表した。6億円を投資しサワンナケートにラオスで初となる自社工場が竣工、27日に稼働を開始した。

同工場ではオーダーメイド製品の一貫生産を行う。当面は日本向け製品を生産し、欧州、北米向けにも生産を広げていく。ビエンチャン工場を含むラオス全体での雇用は2017年末には3000人に達する見込み。同社で一貫生産を行うのは02年に稼働開始のフィリピンに次いで2か所目。一貫生産を行うことで、製品の品質向上、生産スケジュール管理の厳格化、生産性向上を目指す。

同社では12年にラオスでの委託生産を開始し、ビエンチャン工場ではオーダーメイド製品の毛植え工程専用工場として現在も稼働している。14年5月には現地法人アデランス・ラオス社を立ち上げ、自社工場での生産準備を開始した。同年9月には「サワンナケート工場」で賃貸設備を利用した仮工場を稼働し、月産800枚程度のオーダーメイド製品の生産を開始した。

ラオスは近隣のタイやベトナムに比べ賃金が安いことから、同社は年末のASEAN経済共同体(AEC)発足を見据え、SCMの構築を進めてタイを物流ハブとしつつ、ラオスで生産を増やしていきたい考え。