三菱自、全工場で増産対応、期間社員800人増員

話題三菱自動車工業は20日、10月以降の生産正常化に伴う増産対応のため、水島製作所軽自動車ラインを2直化するとともに、水島製作所、名古屋製作所、パワートレイン製作所、パジェロ製造など、三菱自動車の全工場で約800人を増員すると発表した。

今年度の国内生産台数は、東日本大震災に伴い、上期は部品調達面での制約より震災前の計画比9割レベルとなるものの、下期は計画を上回る生産で挽回し、年度全体ではほぼ震災前に計画した台数レベルとなる見通し。

水島製作所では、被災地域などで軽自動車の需要が旺盛なほか、11月に投入する北米向け「i-MiEV」や、ことし中の販売開始を計画している軽商用EV「ミニキャブMiEV」の生産対応として、9月末から1年半ぶりに軽自動車ラインを2直化する。

また、10月以降は全工場で増産対応を行うため、上期中に企業間応援人員、期間社員を約800人増員する。内訳は水島製作所約400人、名古屋製作所約150人、パワートレイン製作所約100人、パジェロ製造約150人。