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富士重工、軽自動車の生産終了

2012年2月29日 (水)
スバル360の生産ライン

スバル360の生産ライン

荷主富士重工業は29日、軽商用車サンバーの生産を終え、すべての軽自動車の生産を終了した。軽自動車を生産してきた群馬製作所本工場(群馬県太田市)は3月以降、登録車生産工場へとリニューアルし、トヨタ自動車との共同開発車「スバルBRZ/トヨタ86」の生産を開始、2012年度中にインプレッサの生産を開始する。

 

スバル車の生産は1958年、日本の国民車ともいわれた軽自動車「スバル360」から始まった。軽自動車生産はスバルブランドの原点ともいえ、その後サンバー、レックス、プレオ、ステラなど54年間で延べ9車種、約796万8000台を生産した。

 

同社は2008年4月のトヨタ自動車、ダイハツ工業との協力関係発展への合意を機に、水平対向エンジンなどのコア技術を活かす登録車の開発や生産に経営資源を集中することを決め、軽自動車の開発と生産を段階的に終えてきた。軽自動車はダイハツ工業からOEM供給を受け、スバル販売店で販売していく。