海事協会、CNG運搬船ガイドラインを発行

ロジスティクス日本海事協会は30日、「CNG運搬船ガイドライン」を発行した。

天然ガスを液化して運送するLNG運搬船には、国際的な安全基準を示すコード（IGCコード）が制定されているが、圧縮天然ガスを運送する船舶に対する具体的な国際規則は定められていない。

そこで、高圧ガスの取り扱いに起因するCNG特有の危険源を考慮し、安全な設備、システムを構築するための指針とするため、安全要件を規定したCNG運搬船ガイドラインを発行した。

天然ガス需要の増加に伴い、これまでは採算が合わなかった小規模なガス田の開発が見込まれており、比較的近距離の輸送や小規模ガス田向けの輸送手段として、CNG運搬船の採用が期待されている。

ガイドラインは、日本海事協会のホームページでマイページのユーザー登録をすることにより、マイページの「ガイドライン」のページで閲覧できる。

■日本海事協会のウェブサイト
http://www.classnk.or.jp