ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

NSU海運 4-6月期、内外航ともに伸び悩み利益率悪化

2015年7月31日 (金)

ロジスティクスNSユナイテッド海運が7月31日に発表した4-6月期連結決算は、外航、内航海運がともに伸び悩み、減収減益となった。売上高営業利益率は前年同期の7.1%から5.3%へと悪化した。

売上の8割を占める外航海運事業は、ドライバルク船の供給過剰が解消されず、中国の経済減速に伴う同国向け荷動きの低迷が影を落とした。鉄鉱石、石炭、ニッケル、大豆などの同国輸入量が減少しており、特に石炭荷動きは同国環境政策による規制が加わり、著しく低迷した。

ケープ型撒積船市況の主要航路平均用船料は一時的に日額1万ドルを超える場面があったものの、ほかの期間では全船型で総じて1万ドルを大きく下回り、主要航路平均用船料が期平均で7000ドルを上回る船型がなかった。原油タンカーは、例年軟化傾向が見られる4-6月期にあっても原油安を背景にほぼ堅調な市況を維持した。

[NSユナイテッド海運]2016年3月期第1四半期連結決算(単位:百万円)

 2016年3月期第1四半期2015年3月期第1四半期増減 
売上高
36,02539,266-8.3%
営業利益
1,9202,804-31.5%
経常利益
1,9132,274-15.9%
当期純利益
1,6412,372-30.8%