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第一中央汽船 4-6月期、営業損失が41億円悪化

2015年7月31日 (金)

ロジスティクス第一中央汽船が7月31日に発表した4-6月期連結決算は、営業損失が前年同期の13億6700万円から54億4700万円へと41億円悪化した。四半期最終損失は赤字幅が53億円拡大し、78億4900万円の損失となった。

同社は経営再建に向け、事業や子会社の株式譲渡、資産売却、用船契約の解約などを実行し、燃料費や一般管理費の削減を徹底するなどコスト抑制に取り組むとともに、国内船主数十社に用船料を一定期間減額してもらうなど資金繰り改善に注力したが、「当初想定よりも市況回復が遅れている」として、赤字幅が拡大した。

国内船主数十社に対する用船料の減額を要請し、今年度だけで96億円の資金繰り改善への協力を得られる見通しだとしている。また、金融機関へも短期借入金の借り換えなど取引継続の協力を求めている。

[第一中央汽船]2016年3月期第1四半期連結決算(単位:百万円)

 2016年3月期第1四半期2015年3月期第1四半期増減 
売上高
29,24940,106-27.1%
営業利益
-5,447-1,367-
経常利益
-5,663-2,027-
当期純利益
-7,849-2,521-