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神戸市、内航フィーダー促進事業で2社に補助金

2011年7月22日 (金)

ロジスティクス神戸市は21日、阪神港が国際コンテナ戦略港湾に指定されたことを受けて取り組んでいる内航フィーダー利用促進事業で、補助金を交付する対象として井本商運と西日本内航フィーダー合同会社の2社を選定した。

 

補助事業は、釜山港など東アジア主要港に流れている西日本諸港の海外トランシップ貨物を内航フィーダーにより神戸港に集積するための取り組みとして、企画提案して実施する内航海運事業者を支援することにより、神戸港でのコンテナ取扱個数の増大、外航コンテナ航路の維持・拡大を図るために実施するもの。

 

3件の事業計画申請があり、学識経験者などで構成される審査会による審査・評価を経て、東瀬戸内航路事業に西日本内航フィーダー合同会社、水島-阪神航路、広島-阪神航路事業と瀬戸内・九州航路事業に井本商運をそれぞれ選んだ。これにより、市は2012年3月31日までの補助金として、2社に合わせて3億円を交付する。

 

西日本内航フィーダー合同会社は、阪神港が国際コンテナ戦略港湾への指定を目指す動きの中で、上組、三菱倉庫、住友倉庫、三井倉庫、日本通運、山九、徳山海陸運送の7社が、瀬戸内全港のフィーダー貨物を阪神港に集荷する体制を整え、価格面で競争力のあるサービスを阪神港に寄港する船社に提供する目的で昨年設立された。