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アジア米国間コンテナ往航、7月実績として過去最高

2015年8月20日 (木)

調査・データ日本海事センターが20日発表したアジア米国間航路のコンテナ荷動き速報(往航のみ)によると、7月の荷動き量は5か月連続で増加し、前年同期比3.6%増の134.8万TEUで7月として過去最高となった。1月から7月の累計も過去最高を更新し、前年比4%増で864万TEUだった。

国・ 地域別では、日本積(前年比6.8%減)、香港積(12.7%減)、好調を維持していた台湾積(8.3%減)などが減少したものの、中国積(2.5%増)、韓国積(9.8%増)、ASEAN積(14.5%増)、南アジア積(12.4%増)が増加した。品目別では繊維・その製品(寄与度0.7%)や過去最高を更新したトラックなどのタイヤ・チューブ(0.5%)、家具・家財道具(0.4%)が増加に寄与した。

日本積は2014年の年計ベースで品目別3位のトラックなどのタイヤ・チューブが前年同期比9.3%の増加となったものの、1位の自動車部品(15.8%減)、2位の車両機器・部品(13.2%減)、4位の建設機械(17.3%減)が減少し、6.8%減の5.6万TEUとなった。

中国積は1位の家具や家財道具(0.6%減)が減少したものの、2位の繊維・その製品(6.6%増)、3位の一般電気機械(2.9%増)、4位のおもちゃ(10.8%増)など増加したことで2.5%増の87.4万TEUとなった。香港積は12.7%減の3.1万TEUだった。中国・香港積合計では1.9%増の90.5万TEUで3か月連続で増加した。

韓国積は1位の自動車部品(0.8%増)、2位の一般電気機器(1.8%増)、トラックなどのタイヤ・チューブ(21.9%増)、4位の車両機器・部品(28.5%増)が伸び、2か月ぶりの増加となる7万TEU(9.8%増)だった。