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日本海事センター調べ

アジア米国間、5月のコンテナ往航が5.6%増

2015年6月19日 (金)

調査・データ日本海事センターが19日発表したアジア米国間航路のコンテナ荷動き速報(往航のみ)によると、5月の荷動き量は3か月連続で増加し、前年同期比5.6%増の131.2万TEUで2か月ぶりの130万TEU台となった。

国・地域別では日本積(前年比0.6%減)と香港積(12.2%減)は減少したものの、韓国積が微増で、ASEAN積(13.6%増)、台湾積(10.5%増)、南アジア積(9.1%増)、中国積(5.1%増)は増加した。品目別では繊維やその製品(寄与度0.8%)、家具や家財道具(0.6%)、床材・ブラインドなどのプラスチック製品(0.4%)が増加に寄与した。

日本積は自動車、トラックなどのタイヤやチューブが3か月連続で前年比20%以上増加したものの、2014年の年計ベースの品目別順位の1位を占める自動車部品(7.2%減)が5か月連続で減少、2位の車両機器と部品(1.8%減)が3か月ぶりの減少、4位の建設機械(7.2%減)が5か月連続で減少したことなどで、0.6%減の5万TEUとなった。

中国積は1位の家具や家財道具(3.7%増)、2位の繊維やその製品(12.9%増)、3位の一般電気機械(4.8%増)の上位品目がそれぞれ2か月ぶりに増加したことで5.1%増の86.8万TEUとなった。香港積12.2%減の2.7万TEUとなった。中国・香港積合計では4.5%増の89.6万TEUで2か月ぶりに増加した。

韓国積は1位の自動車部品(10.1%減)、2位の一般電気機器(24.7%減)が大きく落ち込んだものの、3位の自動車、トラックなどのタイヤやチューブ(29%増)、4位の車両機器や部品(21.1%増)が20%以上伸びたことで、微増の6.9万TEUとなった。