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8月のアジア米国間コンテナ往航が過去最高

2015年9月16日 (水)

調査・データ日本海事センターが16日発表したアジア米国間航路のコンテナ荷動き速報(往航のみ)によると、8月の荷動き量は6か月連続で増加し、前年同月比6.5%増の141.3万TEUとなった。単月としては1995年の集計開始以来、過去最高の荷動き。1月から8月の累計も過去最高を更新し、前年比4.3%増で1004.4万TEUだった。

国・ 地域別では、南アジア積(2.4%減)が減少したものの、日本積(0.6%増)、過去最高を更新した中国積(8.3%増)、韓国積(3.9%増)、台湾積(2.4%増)、ASEAN積(7.5%)――は増加した。品目別では過去最高を更新した繊維・その製品(寄与度1.1%)やトラックなどのタイヤ・チューブ(0.5%)、家具・家財道具(1.1%)、おもちゃ(0.7%)が増加に寄与した。

日本積は2014年の年計ベースで品目別1位の自動車部品(前年同月比9.6%減)が8か月連続で減少したものの、2位の車両機器・部品(7.1%増)が4か月ぶりに増加、3位のトラックなどのタイヤ・チューブ(11.4%増)や一般電気機器なども増加したことで、4か月ぶりの増加となる5.4万TEU(0.6%増)となった。

中国積は1位の家具や家財道具(9.8%減)が3か月ぶりに増加し、2位の繊維・その製品(15.6%増)も2か月連続で増加、3位の一般電気機械(10.1%増)や4位のおもちゃ(16.6%増)なども増加したことで、8.3%増の95.3万TEUとなった。香港積は5.1%減の3.5万TEUだった。中国・香港積合計では7.7%増の98.8万TEUで4か月連続で増加した。

韓国積は2位の一般電気機器(9.8%減)が2か月ぶりに減少したものの、1位の自動車部品(微増)、3位の自動車、トラックなどのタイヤ・チューブ(3.7%増)、4位の車両機器・部品(23.2%増)が伸び、2か月連続の増加となる6.5万TEU(3.9%増)だった。