ロジスティクス商船三井は2日、4-6月の同社運航船と、共同運航サービスなど同社が関与するサービスを含む全船を対象とした東西コンテナ航路の定時到着率を開示した。対象航路はアジア-北米西岸、アジア-北米東岸、大西洋、アジア‐ヨーロッパ航路の往航・復航。
全船を対象とした定時到着率は、大西洋航路が92%で1-3月から42ポイント、アジア-北米東岸航路が86%で3ポイントそれぞれ改善したものの、アジア-北米西岸、アジア-欧州はそれぞれ88%(5ポイントダウン)、90%(2ポイントダウン)した。商船三井運航船に限っても、アジア-北米東岸、大西洋航路は12-30ポイント改善したが、残る2航路は4-11ポイント低下した。
同社では、遅延理由について「主に中国各港での混雑、荒天などによるもの」と説明している。定時到着率は、最初に寄港する仕向け地への到着が予定時刻の前後24時間以内であった航海を定時到着とし、各対象航路の全航海に占める比率を定時到着率として示している。
■全船定時到着率(2010年7月-2011年6月)
航路(サービス数) | 2010年 7月‐9月 | 2010年 10月‐12月 | 2011年 1月‐3月 | 2011年 4月‐6月 |
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アジア—北米西岸 (11) | 98% | 97% | 93% | 88% |
アジア—北米東岸 (5) | 84% | 86% | 83% | 86% |
大西洋 (1) | 83% | 85% | 50% | 92% |
アジア—ヨーロッパ (6) | 93% | 89% | 92% | 90% |