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井本商運、749総トン型新造船が神戸初入港

2015年9月28日 (月)

ロジスティクス井本商運、749総トン型新造船が神戸初入港井本商運は28日、広島県小池造船海運で7月2日に進水した749総トン型船「みかげ」の引渡しを受け、9月24日に京浜-阪神航路に就航させ、28日に神戸港に初入港したと発表した。

初入港セレモニーでは、「マリンメイト」から花束贈呈、神戸市から記念品として神戸ワインの贈呈が行われるなどの歓迎を受けた。

みかげは、1992年以来23年間にわたって同社船隊の中核だった499総トン型船「太平丸」の後継船として、小池造船海運で建造された。最大56本の冷凍コンテナを輸送する能力を持ち、搭載しているモニタリングシステムを通じてサロンで集中監視できるのが特徴。

艙内には防爆ファン、防火構造隔壁を装備した上、バウスラスターを電動モーター駆動にしたことで、艙内の危険物積載区域を拡大、大量の危険物を輸送できる。

通常はA重油に切替える必要がある入出港も、短時間であれば航海時と同様のC重油のままで切替が不要となるほか、主機関駆動軸発電機を装備して軸発電機1台か主発電機2台と並列運転で使用できるなど、省エネ上の効果が期待されている。

井本商運はみかげを主に京浜-阪神航路に就航させ、国際フィーダー貨物と国内貨物(動脈・静脈)のモーダルシフトによる海上コンテナ輸送の拡大を目指す、としている。