サービス・商品富士通は18日、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末から、セキュリティに配慮して企業のイントラネットに接続するネットワークサービス「携帯ブラウザ接続サービス」の販売を開始する。
新サービスは、同社がモバイル端末向けに提供する専用アプリケーション「FENICSブラウザ」から、「FENICS2ユニバーサルコネクト」を介して企業内ネットワークに接続する。これにより、企業ユーザーは、Webサイトやアプリケーション、Webメール、グループウェア、アドレス帳などを、モバイル端末に業務データや履歴を残すことなく利用できる。
スマートフォンやタブレットの普及が進む中、ビジネスシーンで利用したいというニーズが高まっている一方で、情報漏洩などセキュリティに対する不安や、導入コスト、運用負荷に対する懸念から、モバイル端末の業務利用に踏みきれない企業は少なくない。
こうした状況を踏まえ、富士通はモバイル端末から、セキュリティを確保して企業のイントラネットに接続するネットワークサービスを提供することにした。付加サービスとして、PC向けのWebコンテンツをモバイル端末で見やすく変換する「モバイルコンテンツ変換サービス」も提供する。
対象となるモバイル端末は、アンドロイドOS搭載のモバイル端末、iPhone、iPadで、利用に必要な「FENICSブラウザ」はアンドロイドマーケットから無料でダウンロードできる。iPhone、iPad向けのFENICSブラウザは、近く「AppStore」から無料ダウンロードできるようにする。
携帯ブラウザ接続サービス(300ID)は初期費用が10万円、月額費用が14万5500円で、モバイルコンテンツ変換サービス(300ID)は初期費用50万円、月額費用26万円となっている。このほかに「FENICSⅡユニバーサルコネクト」基本サービス、FENICS ID費用(月額)が必要になる。
富士通では、2013年度末までに累計50億円の売上を目指す。
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