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エプソンアトミ、12億円投じ八戸市の工場増設

2015年10月14日 (水)

拠点・施設セイコーエプソンは14日、同社傘下で微細合金粉末の製造世界シェアトップのエプソンアトミックス(青森県八戸市)が「北インター事業所」(同市)に隣接した土地1万平方メートルを取得し、12億円を投じて新工場を増設すると発表した。

エプソンアトミ、12億円投じ八戸市の工場増設

エプソンアトミックスは着工準備を開始し、2016年3月に着工、17年4月からの稼働を目指す。

北インター事業所は13年10月から稼働を開始し、自動車、スマートフォン、タブレットPC、ウエアラブル機器、医療機器向け部品の原材料となる微細合金粉末を生産している。増設する新工場には、精整、梱包、出荷まで微細合金粉末の後工程となる生産ラインを新設する。

既存工場のアトマイズ(粉末化)工程と合わせて、高効率の一貫生産を実現。これにより、エプソンアトミックスの微細合金粉末の精整能力は、現在の2倍にあたる1万トン以上に向上し、安定供給能力を強化するとともに、受注から出荷までのリードタイムを短縮する。

■エプソンアトミックス北インター事業所の概要(新工場増設後)
所在地:青森県八戸市北インター工業団地2丁目
生産品目:微細合金粉末(磁性粉末、MIM用粉末)
工場面積:敷地3万600平方メートル、建物5300平方メートル