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東北電力、米キャメロンLNGから20年間調達

2015年10月20日 (火)

荷主東北電力は19日、フランスの電機・ガス事業者「エンジー」と米国キャメロンLNG関連の長期売買契約を締結した、と発表した。年間契約料は27万トン。エンジー社が日本の買主と長期売買契約を結ぶのは初めて。

東北電力、米キャメロンLNGから20年間調達

この契約により、東北電力は2018年から20年間にわたってエンジー社などが出資する米国キャメロンLNG液化施設で、シェールガスを原料とするLNGをヘンリーハブ価格に連動する契約価格で購入する。

このLNGは主に東北電力の発電所向けに供給されるが、契約では需給調整を目的にLNGの仕向地を変更したり、市場動向を見極めて両社が協働して第三者へ転売したりといったことが可能になっている。

ヘンリーハブ価格は、米ルイジアナ州のパイプラインが交差するガス集積地・ヘンリーハブのスポット価格を指し、米天然ガスのスポット市場価格では代表的な指標となっている。