東北電力、米キャメロンLNGプロジェクトからの購入合意

荷主東北電力は19日、米国キャメロンLNGプロジェクトからのLNG購入について、16日にGDFスエズ社と基本合意書を締結し、今後、売買契約の締結に向けて協議を進めると発表した。

今回の基本合意に基づき、同社はプロジェクトから2018年頃から20年間にわたり、年間27万トンのLNGを購入する。LNG価格の算定には、従来の原油価格連動でなく、ヘンリーハブ価格連動を適用する。

このプロジェクトは、キャメロンLNG社が保有・運営するLNG受入基地（米国ルイジアナ州ハックベリー）に、同社が天然ガス液化施設を新設し、シェールガスを含む米国産天然ガスから製造するLNGを輸出するもの。

プロジェクトからのLNG購入で基本合意書を締結したのは、ダイヤモンドガス・インターナショナル社（4月24日）に続いて2件目で、調達量は合わせて年間57万トンとなる。