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SUS、ベトナム法人を設立、東南アジアの販売強化

2011年8月26日 (金)

産業・一般FA向けアルミ製機器製品、機械装置の設計開発・製造・販売を手掛けるSUS(静岡市)は26日、ベトナムのハノイ市郊外にあるタンロン工業団地に100%出資の現地法人「SUSベトナム社」を設立し、9月1日から営業を開始すると発表した。

 

SUSでは、経済成長が著しい東南アジアを海外展開での戦略市場と捉え、アルミ押出機を備えるタイを基軸にシンガポール、マレーシアで事業を展開してきた。ベトナムは日系企業の進出ラッシュが続いており、製造現場での効率化や人手不足を解消するオートメーション化の需要が見込まれていることから、東南アジアの販売体制を強化するため、ベトナムに現地法人を設立したもの。

 

SUSベトナム社は、アルミフレームや電動シリンダーの販売、省力化設備の提案営業に注力し、工場内のオートメーションシステムの整備を支援する。新たな拠点の拡充により、東南アジアで現地のニーズにきめ細かく対応できる体制を整える。

 

新会社では、3年後に1億円、5年後には3億円の売上を目指す。SUSはこれまで、海外ではタイ、シンガポール、マレーシア、中国、台湾の5か国で事業を展開してきた。これにベトナムに加え、今後も海外の販売体制を強化し、現在は約25%の海外部門売上比率を4年後の15年2月期に約50%まで伸ばし、グループ全体で約200億円の売上高を目指す、としている。