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大和ハウスなど、ベトナムで工業団地270haを開発

2011年8月29日 (月)

拠点・施設大和ハウス工業は29日、双日、神鋼環境ソリューションと共同で、ベトナム南部ドンナイ省にロンドウック工業団地を設立することで合意した、と発表した。ロンドウック工業団地の第一期造成工事は2012年1月に着工、同年夏頃から工場の建設が可能となり、13年夏頃にインフラが完成する。

 

3社は工業団地の事業会社「ロンドウック・インベストメント・ジョイントストックカンパニー」(LDIC)の株式88%を、現地パートナーのドナフード社などから取得する。取得後の4社の出資比率は、双日57.3%、大和ハウス工業22%、神鋼環境ソリューション8.7%、ドナフード12%となる。

 

ロンドウック工業団地は、ホーチミン市から東に約40キロのドンナイ省ロンタン地区にあり、総面積は270ヘクタール、総事業費は約1億米ドル。大型船の接岸が可能なベトナムの主要港の一つカイメップチーバイ港まで約33キロと近く、ホーチミン市街と港湾までの中間地点にあるため、製造拠点や物流拠点としても適している。

 

また、14年に開通予定の南部高速道路インターチェンジから車で約5分、20年に開港するのロンタン新国際空港からは約8キロと利便性の向上も見込まれている。

 

同工業団地では、光ファイバーを敷設し、進出企業向けに通信回線経由で安価にソフトウェアを使えるクラウドコンピューティングサービスを提供する計画で、電話・インターネットなどの敷設申請の代行、電話・PCなどのハード提供、オフィス業務用ソフトの提供などをサポートするとしている。

 

大和ハウス工業は「多くの企業がベトナムへの進出を検討しており、同工業団地では既に日系の製造業を中心に50社を超える企業から進出の引合いを得ている」としている。