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大和ハウス、ベトナム南部で賃貸物流施設を開発

2018年9月5日 (水)
空白

国際大和ハウス工業は5日、ベトナム南部でマルチテナント型の賃貸物流施設「Dプロジェクト・レンタルウェアハウス・ロックアンビンソン」の開発に着手すると発表した。同社がベトナムでマルチテナント型物流施設を運営するのは初めて。

物流施設はドンナイ省ロンタン区の「ロックアンビンソン工業団地」にある6万6000平方メートルの敷地に3万2000平方メートルの物流施設を建設する。10月1日に着工し、2019年6月の竣工、7月の稼働開始を目指す。

同国に進出している日系企業の拠点数は07年の948社から17年には1816社と、10年間で2倍に増加しており、ニーズの高まりを受けてマルチテナント型物流施設の開発に着手することを決めた。

同社は11年8月にドンナイ省ロンタン地区で双日、神鋼環境ソリューションとの共同事業として「ロンドウック工業団地」(総敷地面積270ヘクタール)を設立し、企業誘致や工場建設の開発を進めた実績がある。

今回の用地はロンドウック工業団地から南へ15キロ、ホーチミン中心部から東へ40キロに立地するロックアンビンソン工業団地で、6月に工業団地の事業主体「VRGロンタン投資開発」と総敷地面積13万2600平方メートルの土地の賃貸借契約(2060年まで)を締結。開発計画は2期に分けて進め、2期工事は20年3月の竣工を予定している。

南部の主要港「カットライ港」まで30キロ、大型船の接岸が可能な「カイメップチーバイ港」まで40キロ、25年開港予定の「ロンタン国際空港」まで3キロ(直線距離)と海と空の玄関口に接続しやすい立地が特徴。

開発計画では、全区画に事務所を設け、区画の半分に冷凍・冷蔵用電源、全館LED照明、敷地内一方通行、フォークリフト充電用コンセント、ドックレベラー、太陽光発電システムなどを設置する。

■建物概要
名称:「Dプロジェクト・レンタルウェアハウス・ロックアンビンソン」
所在地:ベトナムドンナイ省ロンタン地区ロックアンビンソン工業団地
建物用途:マルチテナント型物流施設
事業主・運営会社:DHロジスティック・プロパティ・ベトナム
設計・施工:ダイワハウスベトナム
構造・階数:鉄筋コンクリート造平屋建て(事務所部分2階建て)
総事業費:33億円

■面積・開発時期
フェーズI フェーズII
敷地面積 6万6000平方メートル 6万6600平方メートル
賃貸面積 3万2000平方メートル 3万平方メートル
最大テナント数 6テナント 6テナント
着工 2018年10月1日 2019年7月
竣工 2019年6月 2020年3月
入居 2019年7月 2020年4月