ロジスティクス米フェデックスは4日、ブラックフライデー(11月27日)からクリスマスイブ(12月24日)までの年末商戦期間の貨物取扱量が前年同期を12.4%上回り、過去最高の3億1700万個に達する、との予測を発表した。
取扱量はサイバーマンデー(11月30日)、12月の第一、第二月曜日の3日間にピークを迎え、それぞれ平均で通常の2倍以上の取り扱いを見込んでいるが、アジア太平洋地域では中国で人気が高まっている「シングルデー」(11月11日)など、他地域とは異なる動向も予想。
中国国家郵政局は、シングルデー以降の数日間の貨物取扱量が、最多で40%増の1日1億4000万個になるとみており、フェデックスのカレン・レディントンアジア太平洋地域社長は「eコマースの台頭は、特にアジア太平洋地域で顕著で、今回予測されるような貨物取扱量の増加につながっている」と説明している。同社は貨物取扱担当や配送担当など、全世界で5万5000人以上の臨時雇用を計画している。