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ヤマト、沖縄新拠点で国産化粧品OEMの新サービス

2015年11月18日 (水)

ロジスティクスヤマト運輸は18日、ホシケミカルズ(東京都千代田区)と連携し、沖縄グローバルロジスティクスセンター(沖縄県那覇市)を活用した化粧品業界向けの新たなサービスを開始すると発表した。

ヤマトグループが沖縄に新設した沖縄グローバルロジスティクスセンター「サザンゲート」(沖縄GLC)内に設置した充てん設備を活用し、化粧品業界向けの原材料の調達から充てん・包装・物流まで一連のサービスを行う。

ホシケミカルズは、化粧品・医薬部外品・健康食品のOEM企業として、手掛けたOEM製品の輸出入業務、海外企業のOEM商品開発事業に力を入れており、アジア圏を中心に多くの引き合いがあることから、通常の輸出入に「止まらない、越境ECのニーズを見据えた個別包装の海外発送業務まで」を包括する海外物流の拠点設置を検討していた。

そこで、ヤマトグループが稼働させた沖縄GLCを活用し、施設内に充てん工場を設置することで「メイド・イン・ジャパン」ブランドの化粧品の原材料の調達から充てん・包装、梱包、輸出入を含む一貫物流を実現し、化粧品メーカーの海外展開を支援していく。

化粧品の原材料の調達・充てん・包装・梱包・ローカライズ作業・グローバライズ作業では、化粧品の輸出入を希望する企業に対し、OEM製造から出荷までを対象に、沖縄GLCを拠点としてサポートする。

海外から調達した原材料を外国貨物の状態で充てん・包装することが可能になるため、輸入手続きなく再び海外へ配送でき、国内への配送は海外から輸入した商材のローカライズ作業を行い、ヤマトグループの国内配送網に乗せることが可能になる。

また、沖縄GLCであらかじめ製品を預かることで、越境ECの注文に応じた円滑な個別包装で海外発送を実現。24時間通関が可能で深夜の離発着が可能な沖縄国際物流ハブを活用し、台湾や香港などのアジア各国へスピード輸送を行う。

これらのサービスを利用することで、化粧品メーカーは国内外へのスピード輸送、越境ECの海外発送が注文に応じてスピーディに行えるほか、メイド・イン・ジャパンとしてのブランド力を活かして製品を販売することが可能になる。

海外の消費者はメイド・イン・ジャパン化粧品を個別包装でスムーズに購入できるようになる。

(出所:ヤマトホールディングス)

(出所:ヤマトホールディングス)