フード東急電鉄は19日、子会社の東急グルメフロントがハラル対応食品を提供する新会社「ハラルフードサービス」を設立したと発表した。ハラル冷凍食品の販売ノウハウを持つハラールインダストリーと共同で、2016年3月から、ムスリム向けハラル対応食品の販売事業を展開する。
新会社は、訪日外国人の増加に伴って多様化するニーズに対応するため、誘客施策の一環として設立したもので、多くの訪日・在日ムスリムが不安や不自由さを感じていると言われる食の分野で、食事の選択肢を広げる試み。
ハラルフードサービスでは、日本産の冷凍和食を中心としたハラル対応食品を、ホテルや旅館、レストランなどに提供し、翻訳サービスの「QRトランスレーター」を利用した多言語対応により、イスラム教圏の言語を網羅したハラル認証食品の成分表示を実施する。