拠点・施設SGホールディングス傘下で国内ロジスティクス事業を展開する佐川グローバルロジスティクス(東京都品川区)は3日、埼玉県東松山市で11月24日に稼働を開始した「東松山SRC」内で、マルチテナント型物流センターの運営を12月1日から開始した、と発表した。
同施設は関越自動車道東松山ICから2キロと近く、直接全国発送が可能な佐川急便の中継センターとマルチテナント型物流センターの機能を兼ね備えた施設として、中間輸送を削減したリードタイムの短縮など入居企業の物流効率化をサポート。24時間稼働が可能で、医療機器や保守パーツなどの緊急配送にも対応する。
1階は佐川急便が中継センターとして利用し、物流センターの入る2・3階から直接コンベアで1階へ荷物を搬送できる。これにより、入出荷のリードタイム短縮や出荷締め切り時間の延長など入居企業の物流効率化につなげる。
同社は4月21日に千葉県に「成田芝山営業所」(9160平方メートル、2770坪)を開設しており、今回の東松山SRCで国内拠点は58拠点・31万坪に拡大する。