日通、タイに重量品専用の新倉庫を竣工

拠点・施設日本通運は25日、タイ中部のチョンブリ県に新たな重量品専用倉庫「レムチャバンヘビーイクイップメントロジスティクスセンター」を建設、17日に竣工したと発表した。

新倉庫は、タイで自動車産業の集積化に伴い鋼材メーカーの進出が増えており、今後も増加が見込まれることから、鋼材など重量品の原料保管、工場への配送といった物流需要が高まると判断した。

新倉庫の周辺には多くの工業団地があり、タイでも有数の製造業の集積地となっている。日通ではレムチャバン港へ5キロの好立地を生かし、輸入原料の保管、配送、製品輸送など一貫した物流サービスを提供する。

倉庫内にはスチールコイル、鋼材の保管を行うため、30トンクレーンと20トンクレーンをそれぞれ1機設備した。運営に当たるタイ日通は30代の重量品専用車両を保有しており、新施設は専用車両基地としても活用する。

■新倉庫の概要
名称：レムチャバンヘビーイクイップメントロジスティクスセンター
敷地面積：1万4335平方メートル
重量品運搬車両駐車場の面積：2816平方メートル
重量品倉庫の面積：2816平方メートル（敷地8000平方メートル）
同床荷重：15トン（1平方メートル）
クレーン：2基（30トン×1、20トン×1）
事務所面積：180平方メートル