ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

国交省、車枠腐食回避へ車両の緊急点検要請

2015年12月28日 (月)

行政・団体宮城県内の東北縦貫自動車道で11月に貸切バスがハンドル操作不能になり、中央分離帯に衝突して乗客7人が負傷した事故を受け、国土交通省は25日、全日本トラック協会に事業用自動車の緊急点検を要請した。

この事故では車枠の主要骨格部分が腐食し、ハンドル操作が不能になったとみられているが、トラックでも同様の事態があり得るとして、国交省自動車局が全ト協に「事業用自動車の緊急点検と保守管理の徹底」を会員事業者に周知するよう求めた。

国交省では「これまで車枠・車体の保守管理についての注意喚起をしていたにもかかわらず、当該事故車両の車枠・車体は著しい腐食がみられ、同種の事故が再発したことは誠に遺憾」だとして、トラック協会に加入するトラック運送事業者に対し、「下回りの主要骨格部分の点検」などの保守管理を徹底するよう通知した。