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大日本スクリーン製造、中国の新工場が竣工

2011年9月26日 (月)

拠点・施設大日本スクリーン製造は26日、中国・浙江省杭州市の100%子会社「美迪亜印刷設備(杭州)有限公司」の敷地内で建設を進めてきた印刷用刷版描画装置(CTP装置)の新たな製造工場を竣工した。新興国市場をターゲットとする本格的な製造拠点として、10月から操業を開始する。総工費は3億円。

 

新工場は、中国の印刷関連市場の動向を背景に、世界トップシェアを誇る同社CTP装置の中国での製造を強化するもので、生産スペースを2400平方メートルから8000平方メートルへと3.3倍に拡張。生産能力を約3倍に拡大して現地生産比率を引き上げることによりコストダウンを図り、価格競争力を高める狙い。また、生産機種の拡充も視野に入れた体制の整備も進める。

 

同社は「新工場の竣工を機に、中国市場でのCTP装置のシェア倍増を目指すとともに、インド、ブラジルなど急激な印刷市場の拡大が見込まれる新興諸国の経済発展に貢献していく」としている。