出光興産、中国･成都に有機EL材料の新工場

拠点・施設出光興産は、中国・成都市に有機EL材料の製造工場を建設する。需要拡大に備え、成都市内に生産拠点を立ち上げ、顧客への技術支援を強化する。12月中に着工し、2019年11月の竣工を見込む。

スマートフォンや大型テレビなど多くの製品で有機ELディスプレイの採用が進んでいるが、中国では政府の振興政策を背景としてこれらの製造設備への投資が加速。

出光は07年に静岡県御前崎市、12年に韓国パジュ市で有機EL材料工場を稼働させてきたが、中国の顧客に材料を安定供給する必要性が高まったことを受け、新工場を建設することにした。完成後、19年度第4四半期から商業生産を開始する計画。

■新工場の概要
名称：出光電子材料（中国）有限公司
所在地：中国四川省成都市
敷地面積：1万4600平方メートル
装置能力：年12トン
着工：2018年12月
竣工：2019年11月