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オンザリンクス、製造業向けWMSに新機能

2025年12月16日 (火)

サービス・商品製造業向けローコード対応倉庫管理システム(WMS)「INTER-STOCK」(インターストック)を提供するオンザリンクス(広島市中区)は15日、ユーザー主導の物流DX(デジタルトランスフォーメーション)をさらに推進する2つの新機能を追加して提供開始すると発表した。

INTER-STOCKは、業務パッケージでありながらソースコードを完全公開し、ドラッグ&ドロップによる直感的な操作でユーザー自身がカスタマイズできる製造業特化型WMS。従来のベンダー主導型WMSでは難しかった、現場主導の業務改善を可能にしている。

今回追加される新機能の一つは「データマッピング機能」。取引先や連携システムごとに異なるデータ形式を、ユーザーが画面上にてプログラミング不要で設定できる。これにより新規取引先追加時に発生していた個別カスタマイズや高額な開発費用を削減し、スピーディーな取引開始を支援する。

▲システムや取引先毎にデータ連携をマッピングし、保存が可能(クリックで拡大、出所:オンザリンクス)

もう一つは「在庫引当設定機能」。先入れ先出し、賞味期限優先、ロット指定、取引先別優先など、製造業特有の複雑な在庫引当ルールをノーコードで自由に設定・変更できる。季節変動や取引条件の変化にも現場判断で即座に対応でき、従来必要だった高額なカスタマイズ開発を不要とする。

なお同社は26年1月20日に、新機能「データマッピング」「在庫引当設定」のデモンストレーションや導入企業によるビフォーアフター事例紹介を行う無料オンラインセミナー「生成AI×ローコード型WMS内製化スタートガイド」を実施する。

同社は今後、AI(人工知能)需要予測機能や数理技術との連携強化、UIのさらなる改善を進め、誰もが使いこなせる自立型WMSの実現を目指す。また、完全ソースコード公開という特長を生かし、標準機能と自社開発を組み合わせた柔軟なWMS活用モデルを提案していく方針だ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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