ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

131時間の時間外労働させた運送会社社長を書類送検

2016年1月15日 (金)

事件・事故大阪労働局はこのほど、36協定を締結せず長時間に及ぶ時間外労働を行わせた疑いで、大阪西労働基準監督署が遠藤トランスポート(神奈川県平塚市)と同社代表取締役を労働基準法違反の疑いで、大阪地検に書類送検した。

遠藤トランスポートは、時間外労働に関する協定届を同社大阪営業所(大阪市港区)を管轄する大阪西労働基準監督署へ届け出せず、昨年6月21日から7月20日までの1か月で、休憩時間を除き1週40時間を超えて「131時間41分の時間外労働」を行わせたという。

昨年8月12日に浜松市西区篠原町の国道1号の交差点で、1人が死亡、2人が重体、3人が軽傷を負う交通事故が発生したことを受け、2日後の8月14日に事故の加害者となった労働者の所属する遠藤トランスポート大阪営業所を臨検したところ、時間外労働の協定届を大阪西労基署へ届け出せず、この労働者に対し、時間外労働を行わせていることが認定された。