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中谷食品を書類送検、物流拠点で時間外114時間労働

2016年12月13日 (火)

事件・事故東大阪労働基準監督署は12日、労働基準法に違反して36協定を締結せず長時間に及ぶ時間外労働を行わせた疑いがあるとして、食品卸の中谷食品(大阪府東大阪市)と同社社長を大阪地検に書類送検したと発表した。

中谷食品は東大阪市に物流拠点「ナカタニロジスティックス」を設けているが、この拠点で時間外労働・休日労働に関するいわゆる「36協定」を締結し、所轄の労働基準監督署長に届け出ないまま、「2015年11月1日から同月30日までの1か月」、ナカタニロジスティックスの労働者2人に1月当たり最長114時間10分の時間外労働を行わせた。法定労働時間は1週間40時間、1日8時間。

ナカタニロジスティックスは、中谷食品の配送を行う事業場の名称で、事業場の労働者は、ナカタニロジスティックスのことを「配送センター」と呼んでいる。