ダイフク、日立プラントテクノロジーと事業譲受交渉へ

産業・一般ダイフクは30日、日立プラントテクノロジーのエレクトロニクス産業向けクリーン搬送システムのサービス事業を譲り受ける方向で、交渉を開始することに合意したと発表した。

半導体・液晶などエレクトロニクス産業向けのクリーン搬送システム事業の強化を図りたいダイフクと、エレクトロニクス産業向け製造装置事業に経営資源を集中して効率的な事業展開を図りたい日立プラントテクノロジーの考えが一致し、事業譲り受けの交渉開始に至った。

日立プラントテクノロジーは、長年にわたって国内を中心にエレクトロニクス産業向けクリーン搬送システム事業を展開してきたが、事業の選択と集中を図るために2010年度から同事業を縮小し、現在は既納設備のサービス対応を行なっている。

ダイフクは、同事業で国内外に多くの顧客を持っており、事業譲り受けによって国内事業の拡大を図る。今後、ダイフクと日立プラントテクノロジーは、2012年4月から新体制でスタートできるよう交渉を進める。