名村造船所、シリーズ3船目の11.5万トン型油送船竣工

荷主名村造船所は22日、伊万里事業所（佐賀県）で建造していたダイヤモンドタンカー社向け、11万5000トン型油送船「ダイヤモンドフェイス」の命名竣工式を行った。

ダイヤモンドフェイスは、CSR規則を適用した11万5000トン型アフラマックスタンカーシリーズの3船目で、従来型より船幅を2メートル広げ、浅喫水で載貨重量11万5000トンを確保した。

貨物油タンクとバラストタンクの新塗装性能基準を適用し、貨物油タンクとバラストタンクの腐食防止に配慮し、船舶の安全性を高める。

大容量の貨物油ポンプを3台装備し、3種の異種貨油積みが可能。自動浚油装置を備え、効率よく短時間で貨物油を荷揚げすることができる。貨物油槽の液面計はレーダー式を採用し、タンク内液位の計測精度を高めた。

■主要目
全長：249.97メートル
幅（型）：44メートル
夏季満載喫水（型）：14.8メートル
総トン数：6万3538総トン
載貨重量：11万4737重量トン
主機関：MAN B&W 6G60ME-C9.2×1基
定員：36人
船級：日本海事協会（NK）
船籍：シンガポール