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重大事故の社会的影響考慮

国交省、イーエスピー許可取消処分へ19日聴聞手続き

2016年2月2日 (火)

行政・団体国土交通省は2日、先月15日に発生した軽井沢スキーバス事故を受け、関東運輸局がバス運行会社のイーエスピー(東京都羽村市)に対し、2月19日に事業許可の取消処分に向けた聴聞手続きを行うと発表した。

関東運輸局では、事故発生当日の1月15日から17日、29日に特別監査を実施し、同社のほかの貸切バス運行も含めて始業点呼の未実施、運転者の健康診断未受診、届出運賃と異なる下限割れ運賃での運行、過労運転、営業区域外での運送――など、多項目の違反行為を確認。

こうした具体的な違反事項に加え、同社が引き起こした重大事故の社会的影響を考慮し、同社に対する貸切バスの事業許可を取消すべきとの判断に至ったことから、その手続きを進めるために聴聞を実施することにした。

国土交通省では「確認された違反事実を踏まえて厳正な処分を行うべく、所要の手続きを進めていく」としている。