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鴻池運輸・3Q、食品物流の新拠点好調で増収増益

2016年2月9日 (火)

ロジスティクス鴻池運輸が9日発表した2015年4-12月期連結決算は、食品や生活関連の新規物流拠点で取扱量が増え、空港のグランドハンドリング業務も好調に推移したことを受け、増収増益となった。

複合ソリューション事業では、鉄鋼分野で営業拠点の増設に伴い新規業務が増加した一方、外需の下振れで原料輸送業務、生産工程請負業務が減少してほぼ前年並み、食品関連分野は新設拠点が業績に寄与した。また、九州産交運輸の連結子会社化で医療品配送業務が増加したほか、関西国際空港などでの国際線増便対応、羽田空港での国際線旅客カウンター業務、機内清掃業務の開始で堅調に推移した。

国内物流事業は、コンビニエンスストア向け配送、オフィス用品の配送センター業務が好調。北海道でチルド品取扱量が増加した。配送網の見直しや共同配送の推進による配送効率の向上、不採算業務からの撤退、燃料単価下落による経費減などにより、部門利益は45%増と大きく改善した。

国際物流事業では、新規拠点で取扱量が増加したものの、中国経済の減速によるノベルティグッズや調理家電などの輸入業務が減少し、減収減益となった。

[鴻池運輸]2016年3月期第3四半期連結決算(単位:百万円)

 2016年3月期
第3四半期
2015年3月期
第3四半期
増減 
売上高
190,784184,2563.5%
営業利益
8,4817,8038.7%
経常利益
8,6587,9409.0%
当期純利益
5,8144,60926.2%