ロジスティクス兵機海運が12日発表した2015年4-12月期連結決算は、海運、港湾・倉庫事業がともに低迷し、減収減益となった。
海運事業は内航が8.6%の減収、43.9%の減益。外航は売上高が16.9%減少したが、子会社の統合効果と売船益の計上により、損益は5900万円改善し、営業損失900万円となった。
港運は主力の輸入貨物の取扱量が回復せず6.5%の減収、38.7%の減益となった。倉庫は姫路倉庫で賃貸利用の新規案件、摩耶倉庫の収益性の改善など、好転したものもあったが、港運の取扱量の減少の影響を受けた神戸・大阪の物流センターで落込みをカバーできず、損失が拡大した。
[兵機海運]2016年3月期第3四半期連結決算(単位:百万円)
2016年3月期 第3四半期 | 2015年3月期 第3四半期 | 増減 | ||
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売上高 | 9,710 | 10,553 | -8.0% | |
営業利益 | 159 | 232 | -31.4% | |
経常利益 | 162 | 196 | -17.5% | |
当期純利益 | 103 | 79 | 30.7% |