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「保管機能持つ移動式倉庫」など想定

日通商事、鮮度保持機能持つ冷蔵コンテナを開発

2016年2月18日 (木)
日通商事、鮮度保持機能持つ冷蔵コンテナを開発

▲フレッシュバンク開口部

サービス・商品日通商事は18日、鮮度保持機能を備えた特殊冷蔵コンテナ「フレッシュバンク」を開発したと発表した。開発した1号機は試作機だが、同社は今後、実証実験を行って生鮮品の保持期限拡大、より利便性の高い商品・サービスの確立を目指す。

フレッシュバンクは、従来型の「20フィート冷蔵コンテナ」に非熱電場技術と冷気コントロール機能を搭載したもので、魚介類や農畜産物を凍結させることなく、高い鮮度を維持した状態で輸送できるようにした。

日通商事、鮮度保持機能持つ冷蔵コンテナを開発

▲フレッシュバンク背面部

鮮度保持技術を持つMARSカンパニー(群馬県高崎市)と提携し、この技術を物流関連機器に応用。1回の生鮮品輸送で大量に、高い鮮度を保持した状態で運べるようになった。保管機能を持つ移動式倉庫として活用することで、生鮮品を在庫できるようになるという。

長期間の鮮度保持が可能なため、輸送機能としては生鮮品を「ゆっくり、より遠くへ」を実現でき、保管機能としては国内外の大きなイベントなどで生鮮品貯蔵庫としても活用が可能となる。