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日立造船など3社の共同企業体が運営

浪江町の仮設焼却施設がフル稼働状態に

2016年3月7日 (月)

ロジスティクス日立造船、安藤・間、神戸製鋼所は7日、3社の共同企業体が昨年6月に稼働させた福島県浪江町の仮設焼却施設が順調に稼働を続け、1日24時間のフル稼働状態になっていると発表した。

この償却施設は、企業体が環境省の福島環境再生事務所から「浪江町対策地域内廃棄物処理業務(減容化処理)」として受注し、設計・建設したもので、町内の津波廃棄物、家屋解体廃棄物、家屋の片付けごみといった災害廃棄物、除染廃棄物の減容化処理を行っている。

施設は昨年6月の完成後、稼働を開始しており、2017年4月までに16万3000トンの災害廃棄物を焼却。廃棄物の腐敗や臭気防止のために性状を安定化させるとともに、焼却処理を施して5分の1から20分の1程度への減容化を目指す。

1月末時点で企業体は5万1000トンの災害廃棄物の減容化処理を行い、予定している処理量の3分の1を減容化した。