EC中国向け越境EC事業を行うアペックス(東京都新宿区)は9日、中国専門越境ECアプリ「マイヤモール」(中国名は麦芽城)の提供を開始した。
中国市場への越境ECを簡単にスタートできるECアプリで、日本の出店者は日本語のみで商品を出品できる。
物流、決済、カスタマー対応などのフルフィルメント機能はアペックスが代行するため、現地法人の設立やライセンス取得が不要で、短期間で中国に向けて販売できるシンプルな手続きが特徴。
従来型の越境ECでは物理的な配送時間、通関処理によって国内ECと比較して数倍のリードタイムが必要となっているが、マイヤモールでは、中国政府主導で運営される越境通関スキーム「KJTプラットフォーム」とシステム連動することで、通関に必要な情報を事前に送信し、通関時のロスを最小限に抑える。中国保税区内の在庫保管に対応しており、中国の国内通販と同じリードタイムで配送することが可能。
決済システムはアリペイ、「WeChatPay」、銀聯、ペイパルの4サービスのほか、中国の主要SNSのログイン決済にも対応している。また、中国ECで必要になるチャットによるカスタマー対応も24時間体制を整えており、コールセンター・チャットセンターが返品・クレーム対応を担う。
日本語で商品登録するだけでオンライン上で現地専任スタッフが翻訳する機能があり、日本語、中国語に堪能で現地ECに精通した翻訳スタッフが担当する。
今後は自社商品供給や現地パートナーを増やし、年内に2万SKUのアイテム展開、1000社の出店を目指す。
■アプリ概要
アプリ名:「MaiyaMallAPP」(中国名:麦芽城)
価格:無料
対応OS:iPhone、iPodtouch、iPad互換iOS8.1以降iPhone6、6Plus用に最適化済み、Androidバージョン4.3以上