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アイリスオーヤマ、佐賀県鳥栖市にLED生産拠点

2011年10月24日 (月)

ロジスティクスアイリスオーヤマは24日、鳥栖工場(佐賀県鳥栖市)に隣接したパナソニックファクトリーソリューションズの土地と建物を取得し、LED照明、家電製品の国内生産拠点を設けると発表した。需要の拡大が続くLED照明の生産体制を強化することで、国内シェアトップを目指す。21日に売買契約を締結し、22日に引渡しが完了した。

 

取得したのは、同社の旧鳥栖事業所の土地約8万平方メートル、3階建ての工場(延べ床面積約3万1600平方メートル)。パナソニックファクトリーソリューションズの旧鳥栖事業所は、電子機器のプリント基板に電子部品や半導体チップを取り付ける装置の開発製造拠点として、1991年10月に稼働を開始したが、その後の事業再編に伴って2009年9月末以降、閉鎖していた。

 

佐賀県、鳥栖市からの誘致提案を受け、土地の購入を決めた。同社の今期(2011年12月決算)売上高は1000億円となる見込みで、来期はLED照明や家電製品の商品開発と販売強化によって売上高1300億円を計画している。

 

新しく取得した工場には、LED照明、調理・清掃家電などの家電製品の生産ラインを新設し、これまで中国・大連に一極集中していた生産体制の分散、約2週間かかっていたリードタイムを短縮することにより、製品供給の強化を図る。

 

新工場では、約100人の従業員を新規雇用し、2012年1月から操業を開始。順次設備投資を行い、2014年までに年間30億円程度の生産を見込む。

 

■新工場の概要
名称:アイリスオーヤマ鳥栖第二工場(仮称)
所在地:鳥栖市立石町字長蓮441番地13
生産予定品目:LED照明(直管形、ランプ形)、家電製品
土地面積:7万9169.13平方メートル
工場・倉庫などの総延床面積:3万8672.23平方メートル