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アイリスオーヤマ、中国に自動倉庫機能持つ新工場

2016年6月2日 (木)

拠点・施設アイリスオーヤマ(仙台市青葉区)は1日、中国国内で拡大するインターネット通販の競争力向上と、家電製品の開発強化を図るため、広東省広州市に工場を新設すると発表した。

工場は建物面積3万7096平方メートルで、1万6640パレット対応の自動倉庫機能を持つ。建設する広州開発区には、家電メーカーの生産拠点が多く、電子部品の調達などの利便性が高い立地となっている。

中国国内の物流の効率化と、拡大するインターネット通販の競争力向上を図るほか、今後は開発・製造拠点を同区へ集約を進め、立地を活かした商品開発に取り組む。

アイリスオーヤマは、遼寧省大連市と江蘇省蘇州市に拠点を持ち、大連市ではアイリスグループの基幹工場として、工場ごとに多品種小ロットの生産を行っているほか、物流拠点としても日本や韓国、アメリカ、ヨーロッパへの輸出の役割を担い、中国国内には北京を含む華北部へ商品を供給している。一方、蘇州工場は、工場を兼ねた物流拠点として、中国国内向けの商品供給を行っている。

■新工場概要
名称:愛麗思生活用品広州
設立:2016年5月25日
資本金:10億円
総投資額:40億円
所在地:広州開発区東勤路
土地面積:2万9151平方メートル
建物総面積:3万7096平方メートル
自動倉庫:1万6640パレット
主要生産品目:家電製品、LED照明、収納用品・プラスチック製品
着工時期:2016年8月
竣工時期:2017年8月