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NEC、サプライチェーン可視化をクラウド上で実現

2011年10月26日 (水)

サービス・商品日本電気(NEC)は26日、サプライチェーンの物流過程で輸送中貨物の位置や在庫情報ステータスを効率的に確認できるクラウドサービス「ネオサーフ・ロジスティクス」を、11月から販売開始すると発表した。サービスは2012年1月から提供を開始する。

 

現在、サプライチェーンの物流過程の貨物管理番号は、荷主による「発注番号」、運送業者による「送り状番号」、輸出入が発生する場合の「INVOICE番号」「B/L(船荷証券)番号」など、介在する事業者ごとに異なる管理番号を付与し、個別に管理されている。

 

このため、貨物の位置を把握する場合、介在する事業者に個別に確認をするか、全体を把握するためのシステムをサプライチェーン内の特定事業者が新たに構築する必要があり、時間・手間・コストを要している。

 

新サービスは、事業者が扱う貨物の管理番号をクラウド上で相互に紐付ける仕組みを持ち、どの事業者の管理番号で検索しても、輸送中貨物の現在位置が把握可能となる。商品明細やロット情報も管理できるため、輸送過程の「どこに何がどれだけあるのか」、これらの輸送中貨物ステータス情報を使って「何がいつどれだけ届くのか」という着荷側視点での輸送中在庫情報の把握も可能。

 

NECでは「これにより、サプライチェーンでの物流過程のよりきめ細かな管理が実現する」としており、大手、中堅事業者を中心に拡販し、今後3年間で国内外で約300の契約を目指す。

 

■詳細は下記URLを参照。
http://www.nec.co.jp/solution/retail/neosarf/logistics/