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丸運が新中計策定、C&F分野に単独進出掲げる

2016年3月23日 (水)

ロジスティクス丸運は23日、2016年度を初年度とする3年間の中期経営計画を策定したと発表した。最終年度の18年度に売上高521億円、経常利益15億円を目指す。期間中の設備投資額は50億円、M&A資金として50億円を見込む。

丸運

同社は12年度に連結経常利益が6000万円の赤字決算に陥り、15年度までの中期経営計画で赤字要因の解消に取り組んだ結果、軽油価格の下落にも助けられて、経常利益10億円の達成を見込んでいる。

新計画では、リーマンショック直前の07年度をピークとした減収傾向を打ち破るため、共同配送の強化、流通加工業務領域の拡大、赤字店所対策、鉄道利用運送の拡大のほか、「チルド&フローズン物流」事業への単独進出を掲げる。

また、栃木物流センター第2倉庫や中国・天津の倉庫など決定済みの投資案件の早期熟成化にも取り組む。

石油輸送では、営業拠点の再編などを可能とする主体性を保持した事業統合を志向し、貨物輸送においては東京湾岸地区の増床、大阪地区物流拠点のリプレースを可能とした新規荷主・新規業務領域の獲得を可能とするM&Aを検討する。

国際貨物分野は中国広東への本格進出、ASEAN経済共同体、TPPを見据えた東南アジアへの本格進出を検討する。