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キユーソー流通システム、株主からの訴訟棄却を発表

2010年7月30日 (金)

話題キユーソー流通システムは30日、株主から提議されていた2009年2月開催の株主総会決議の取り消しと損害賠償請求について、東京地裁が原告の請求を棄却したと発表した。

 

訴訟は株主総会開催直前の09年2月6日に発覚を発表した、キユーソー流通システムの社員による「不適切取引」に関連したもの。

 

総会まで20日程度に迫る中での不適切取引発覚を受け、キユーソー流通システムは急きょ過年度決算の訂正などを行ったが、(1)総会での議題修正に伴う招集通知が開催日の2週間前に送付されなかった(2)計算書類に添付されるべき会計監査人の監査報告書が添付されていなかった(3)修正後の書類が総会開催の2週間前から備置されていなかった――などとして、株主1人から訴訟を提議された。

 

これに対してキユーソー流通システムは、「適切な対応をとっており、問題ない」との主張を展開。30日の東京地裁判決では、原告らの決議取消し、請求のいずれも棄却する判決を下した。

 

判決を受けてキユーソー流通システムでは「原告らにより控訴が提議された場合にも、引き続き当社の主張が認められるよう対応する」としている。