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三重県ト協調べ

三重県のトラック平均手待ち時間1時間33分

2016年4月1日 (金)

ロジスティクス三重県トラック協会はこのほど、県内のトラック輸送状況の実態調査結果を公表した。昨年9月に7日間かけて調べた結果、回答者の41.9%が「手待ち時間がある」と答え、平均手待ち時間は1時間33分だったことがわかった。

手待ち時間がない場合の1運行あたりの拘束時間は21分で、ない場合と比べて1時間12分も長く拘束されていた。手待ち1回あたりの待ち時間は平均58分で、1時間超が28.1%、2時間超が9.2%、3時間超が3.3%。手待ち時間は発荷主で50分、着荷主で55分発生し、時間指定の有無を問わず同程度の手待ち時間が発生していた。

また、短・中距離運行の平均拘束時間が11時間台となったのに対し、長距離運行では17時間を超えた。「金属機械工業品」や「軽工業品」を輸送する際の拘束時間が長くなっていた。

ドライバーの拘束時間の長さは、1運行の拘束時間が13時間を超える運行が全体の40.9%、16時間を超える運行が15%を占めた。16時間超となった運行では「大型」「長距離」「雑工業品」の割合が高く、休息期間8時間未満の運行も大型を中心に17.3%あった。

調査期間の7日間のうち「休日がなかった」ドライバーは全体の6.7%で、ここでも大型の割合が高く、連続運転時間4時間超の運行(全体の12.4%)では「大型」「長距離」「軽工業品」の割合が高かった。

回答事業者の60.6%でドライバーが不足し、保有車両台数が多い事業者ほど不足感が強い傾向を示した。不足している場合の対応としては、「下請・用車(傭車)で対応」しているケースが最も多かったものの、「対応できず輸送を断っている」事業者も40%あった。

三重県ト協1

三重県ト協2